多くの方が経験する身体のお悩み「肩こり」
その肩こり、ただの肩こりではないかもしれません!
肩こりは悪化するとさまざまな別の不調に繋がる可能性があり、症状によっては早めにケアする必要があります。その目安になるのが、肩こりの重症度です。
この記事では、肩こりの重症度をチェックする方法やセルフケアを詳しくお伝えします。
ぜひ最後まで読んでいただいて、お役立てください!
あなたの肩こりの重症度は?
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肩こりの重症度は、外見に現れるものでなく、「触ってすぐわかる」ものでもありません。
「肩が動く範囲(可動域)」「肩こりが現れる頻度」「肩こりとともに現れる症状」などを確認するのが大事です!
では、早速チェックしていきましょう!
①肩が上げにくい(可動範囲が狭い)
最初は、肩の可動範囲を確認しましょう!
肩周りの筋肉が凝り、硬くなることで肩が上げにくくなります。簡単にできる肩周りの硬さチェックを紹介しますので、試してみてください。
まず壁を背にして立ち、両手を前に出して両肘を曲げます。ここから、両肘を付けて、天井方向に上げてみましょう。もし、両肘が鼻の高さまで上がらない場合は、肩こりが重症化している可能性があります。
※肩の痛みが強く腕を背中側に回せない場合は、肩こりではなく「肩関節周囲炎(五十肩・四十肩)」の可能性がありますので注意が必要です。
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②肩を動かすと「ゴリッ」と音がする
肩を動かしたときに、「ゴリッ」「ゴリゴリ」と音が鳴っていませんか?
こういった音は、肩周りの筋肉や腱が凝り固まり、骨と擦れることで発生します。
音そのものはそこまで危険ではありませんが、肩こりが重症化しているサインの1つです。
ただし、この音を長期間放置していると、筋肉が摩耗し『腱板断裂』などの重大な疾患に繋がることもあるため、ケアをすることをおすすめします。
③常に肩が凝っている気がする
肩こりに悩んでいない方でも、曇り・雨の日や疲れた日には肩の痛み・重だるさを感じるものです。ただし、天候や疲労に関係なく、常に肩こりを感じる場合は、重症化が進んでいる可能性があります。
「肩の痛みが全く減らない」「刺すような鋭い痛みがある」「日が経つに連れて痛みが増す」「肩が上がらない」という場合は、重篤な疾患が隠れているケースがあるため、注意が必要です。
※1週間以上、上記のような症状がある場合は専門機関への受診を推奨します。
④指先にかけてシビレ・冷感がある
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手の指先にかけて現れる「シビレ・冷感」も、肩こりが重症化しているサインの1つです。筋肉が凝り固まった結果、神経・血管にまで影響が出ている可能性があります。シビレ・冷感を放置すると、手の感覚も鈍くなる恐れがあるので注意が必要です。
手のシビレ・冷感が出ている場合、肩こりがかなり深刻化していると考えてください。
⑤頭痛・吐き気がする
肩こりの重症化が進むと、頭痛や吐き気が現れる場合があります。
頭痛が現れる原因としては、肩こりが悪化し、首周囲の筋肉まで凝ることが多いです。そして、肩こりと吐き気の関係に関しては不明な点があるものの、肩周りの筋肉が過度に緊張することで、首にある嘔吐中枢を刺激していると考えられます。
「シビレ・冷感」とともに「頭痛・吐き気」が現れている場合は、早めの処置が必要です。
肩こりが重症化すると…
肩こりを放置すると、基本的には重症化が進んでいきます。そうなると、肩の痛みや重だるさが増してしまいます。肩こりが慢性化して、「肩が凝っていない状態を忘れてしまった」ということになにかねません。
肩こりの重症化が進むことで、首や腰などの他の部位へ痛みが広がってしまう可能性があります。肩こりが自然に改善するケースはほとんどないので、放置は避けましょう!
放置はダメ!「シビレ・冷感・頭痛・吐き気」はまず整形外科へ!
重篤な疾患が原因で肩こりが重症化している可能性もあるため、「シビレ・冷感・頭痛・吐き気」がある場合はまずへ整形外科を受診し、原因追求のための検査や診察を受けましょう!
原因が判明すれば、どういった対処法を講じるべきなのかもわかってきます。
整形外科で問題がなければ、整体院で日々のメンテナンスを!
整形外科で重篤な疾患が原因でない場合は、日々のケアによって凝り固まった筋肉を緩めていく必要があります。この際に注意しなければならないのが、肩こりでは「整骨院・接骨院」で保険を使った施術を受けることはできません。
そのため、整体院もしくは整骨院で自費施術を選択する必要があります。
整体院は筋肉を緩めることに特化したところが多いので、肩こりにはおすすめです。
肩こりを改善!簡単セルフケア
肩こりに効くセルフケアを紹介します!
紹介するセルフケアを続けることで、肩こりの改善はもちろん、肩こりの重症化を防ぐことができます。
簡単にできるものばかりですので、早速始めましょう!
肩周りのストレッチ
肩こりを改善するため、特に有効なのが肩周りのストレッチです。
筋肉を伸ばしたり関節を動かしたりすることで、肩周辺の筋肉が緩み、血流が改善します。
「僧帽筋上部線維(そうぼうきんじょうぶせんい)」ストレッチ
1つ目は「僧帽筋上部線維ストレッチ」です。
このストレッチを行うことで、肩をすくめる・肩甲骨の動きを良くする「僧帽筋上部線維」が伸びます。
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1:片手を後方に回しましょう 2:もう一方の手で肩を抑えます 3:首を斜め前方に倒しましょう 4:元の姿勢に戻ります 5:繰り返し実施しましょう ※肩の上が伸びるのを感じながら行ってみてください
「広背筋(こうはいきん)」ストレッチ
2つ目は「僧帽筋上部線維ストレッチ」です。
このストレッチを行うことで、腕を後方に回す・肩甲骨を安定させる「広背筋」が伸びます。
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1:両手をつないで万歳しましょう 2:片側のお尻に重心を乗せ反対側へ体を傾けましょう 3:元の姿勢に戻ります 4:繰り返し実施しましょう ※脇腹の伸びを感じながら行ってみてください ※傾ける側と反対側のお尻にしっかり重心を乗せましょう
「三角筋後部(さんかくきんこうぶ)」ストレッチ
3つ目は「三角筋後部ストレッチ」です。
このストレッチを行うことで、肩の動きに関わる「三角筋」が伸びます。
『動画』
1:腕を真横へ伸ばしましょう 2:反対側の腕を使い引き寄せます 3:元の姿勢に戻りましょう 4:繰り返し実施しましょう ※肩の後面の伸びを感じながら行ってみてください ※腕を床と平行に挙げることを意識してみてください
普段の姿勢を矯正する
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「猫背」「ストレートネック」「巻き肩」など、姿勢の乱れが肩こりの重症化につながることもあります。悪い姿勢を続けることで、肩への負担が増し、それが蓄積していくと肩こりへと繋がります。
ぜひ、ご自身の姿勢をチェックしてみましょう。気づかないうちに姿勢が乱れているかもしれません。とくにスマホ使用時やパソコン作業中に姿勢が乱れがちなので注意してみてください。
紹介したストレッチを続けつつ、頭が前に出過ぎないように意識するのがおすすめです。
生活習慣を見直してみる
生活習慣が肩こりの重症化につながる場合も多いです。
たとえば、
重たいリュックを長時間、肩にかけていませんか? 長時間スマホを操作していませんか? 肩周りがきつく感じるほどタイトな服を着てはいませんか?
普段使用している物が、肩こりと関係している可能性もあります。
また睡眠時間が短かったり、栄養が偏った食事を摂ったりしている場合も要注意です。睡眠不足や栄養不足は身体を緊張させ、肩こりを悪化させてしまいます。
ぜひ一度見直してみてください。
肩こりはどのくらいで改善するの?
肩こりが改善するまでの期間については、個人差・重症度・生活背景などにより、一概には言えません。
整体院や整骨院などで揉みほぐしを行って、その場では改善しても生活習慣が変わらなければ、また肩こりが出てきます。
コツコツとセルフケアを続けることが一番の近道です。
Care body 東温では、整体とセルフケア指導を行っています!
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私の運営するCare body 東温では、「悩む身体にお別れを」のために来院していただいた際の施術はもちろん、セルフケア指導にも注力しています。
カウンセリングの際にお聞きした生活習慣やお仕事、運動頻度からあなたに合ったセルフケアをお伝えします!
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